ED76形 | DCCデコーダ取付け例

ここでは、TOMIXから発売されたNゲージ鉄道模型の電気機関車「ED76形」に、DCCデコーダを取り付ける方法を紹介します

デコーダはSNJPNから発売されているDE22x6_DE10Kを使用しました。

このデコーダはKATOの機関車用のデコーダですが、KATOのDE10の純正基板とED76のボディを比べてみると、搭載できない大きさではない事と、厚みが最大で1.7mmという事で、デコーダ搭載に挑戦してみました。せっかくなので、テールライトの組み込みも行いました。そのため、6FX のデコーダを使用しました。

※注意
DCCデコーダの取付け作業は、自己責任の上でお願いします。
ここで紹介した方法によって、車両やデコーダなどの故障・破損等が発生しても当方では責任を負いかねます。

使用した製品の型番などは、下記の表の通りです。

メーカー品番個数備考
Nゲージ車両TOMIX21731ED76形 後期型・JR九州仕様
DCCデコーダSNJPNDE22x6_DE10K_6FX1
LED?2ヘッドライト用 電球色 砲弾型3mm
チップLEDロームSML-210LT4テールライト用 赤色 2012サイズ
電線協和電線?若干ポリウレタン銅線 0.26mm


ヘッドライトについて

今回は、純正のヘッドライト基板を取り外して、デコーダに砲弾型LEDを別途取り付けました。デコーダから電線を介して純正基板に接続するのは、メンテナンス性があまりよくないと考えた結果です。チップのLEDではなく、砲弾型LEDを使用したのは、プリズムとデコーダまでの距離があったからですが、実際に点灯具合を比べたわけではないので、チップのLEDを使ってもよかったかもしれません。


デコーダ取付け方法

  1. 車両を分解します。
  2. デコーダを搭載するスペースを確保するため、ボディと屋根上機器の一部を削ります。
    ボディと屋根上機器の一部を削る
  3. モーターに電線を半田付けします。
    デコーダを組み込み
  4. ヘッドライト用LEDのスペースを確保するため、ダイキャストの一部を削り、動力ユニットを組み立てます。
    動力ユニットを組み立て"
  5. デコーダにヘッドライト用LEDを半田付けします。LEDはデコーダの裏側から取り付けます。位置はプリズムに接触しない程度に調節しました。
    デコーダにヘッドライト用LED
  6. ダイキャストから直接給電できるよう、デコーダの給電部分に半田を盛ります。
  7. デコーダの裏側にKAPTONデーブなどを貼り、ダイキャストとの間でショートしないようにします。
    ショートしないようKAPTONテープなど
  8. 純正ヘッドライト基板の押さえ板に、4mmほどの穴を開けます。
    押さえ板に穴
  9. 穴を開けた押さえ板を、デコーダに取り付けたLEDへ通して、動力ユニットの上へ置き、押さえ板を元通りに取り付けます。
    動力ユニットを組み立て
  10. モーターからの電線を、デコーダの出力端子に半田付けします。
    モーターからの電線とデコーダを接続
  11. デコーダとダイキャスト、モーターとダイキャストなどの間で、ショートしていないか、テスターなどで確認します。
  12. ショートしてもデコーダが焼損しない程度の電流で動作確認を行います。
  13. テールライトを組み込まない場合は、最後へ進んでください。
  14. テールライトを組み込むため、スカートの一部を削ります。左が加工前、右が加工後です。
    スカートの一部を削る
  15. テールライト用LEDに電線を半田付けします。
    テールライト用LEDに電線
  16. テールライト用LEDとダイキャストの間でショートしないように、KAPTONテープなどを貼ります。
    ショートしないようKAPTONテープなど
  17. 現物あわせで電線を曲げて、デコーダに半田付けします。
    テールライトLEDをデコーダに
  18. 再度、動作確認を行います。
  19. 運転台のパーツの裏側を削ります。左が加工前、右が加工後です。
    運転台のパーツの一部を削る
  20. テールライト点灯時にボディが透けないよう、ボディ裏側のテールライト部分を黒色で塗ります。
    黒色で塗る
  21. ボディ・屋根上機器・動力ユニットを元通りに組み立て、完成です。

感想

KATOの製品と違い、TOIMXの製品はDCCへの対応を考慮されていません。特に機関車は空間がなく、デコーダを搭載するスペースを確保することが最も重要な課題です。今回はダイキャストは削らす、ボディと屋根上機器を削ることで、うまく空間を確保することができました。細い電線を使用したこともあり、テールライトの組み込みは、思ったより難しくはありませんでした。4時間ぐらい掛かってしまいましたが、走らせて見るとやはり苦労した甲斐があります。

テールライトの電線の影響でボディがはまりずらかったり、テールライトのプリズムが左右一体で、入換標識灯の時に光がもれたりしていますが、その辺りは今後修正したいと思います。

DCCデコーダを取り付けた様子