鉄道模型を楽しむ上で欠かせないものに、ポイントがあります。ポイントがあると、車両を交換したりと楽しみが広がります。しかし、手動でポイントを切り替えるのは、数が増えてくると手間がかかるとともに、切り替えミスの原因にもなります。
ポイントの電動化と省力化を図るため南福岡急行鉄道では、SNJPNのDA5を試験導入しました。DA5はDCC向け製品で8chのポイントデコーダですが、ヤードポイントデコーダとしても使用する事ができます。ヤードポイントデコーダとして設定・利用すると最大16通りのルートを設定することができます。試験導入した1台は、下記のように設定・運用しています。
Close | Throw | |
Y1 | 1番線 下り出発 | 1番線 上り到着 |
Y2 | 2番線 下り出発 | 2番線 上り到着 |
Y3 | 3番線 下り出発 | 3番線 上り到着 |
Y4 | 4番線 下り出発 | 4番線 上り到着 |
Y5 | 1番線 ⇔ 引上げ線(2) | 電留線 ⇔ 基地 |
Y6 | 2番線 ⇔ 引上げ線(2) | 引上げ線(1) ⇔ 基地 |
Y7 | 3番線 ⇔ 引上げ線(2) | 引上げ線(2) ⇔ 基地 |
Y8 | 4番線 ⇔ 引上げ線(2) | 4番線 ⇔ 引上げ線(1) |
駆動するポイントは、すべてTOMIXのものです。DA5には8CHの出力がありますが、一部のCHはポイントを2個並列にして、全部で11個のポイントを接続しました。2個並列に接続するとうまく切り替えできない場合があったので、デコーダの設定電圧を高めに13Vで設定しました。メーカサイトのデコーダの仕様欄には、コンデンサの充電時間が約10秒と記載されていますが、設定電圧13Vの場合は、約2秒ほどで充電できています。
デコーダとポイントの接続は、メンテナンスを考慮して、電線に2Pのジャンパーピンをつけたものを用意し、ポイントとジャンパーピン、電線とデコーダといった形で接続しています。デコーダには、ターミナルブロックを取り付けました。